矯正治療について
よく噛むこと、よく噛める正しい咬み合わせを持つことは将来の健康のためにとても大切なことです。
奥歯を噛みしめてガンバルといいますよね。仕事や勉強でも集中力は大きなポイント。
瞬発力を必要とするスポーツの場合は、とくにギュっと強く噛みしめることで集中力が増し、運動能力がアップします。
しっかり噛んで食べる人は、勉強も仕事も集中できる人といえそうです。
矯正治療をするメリット
その1 よく噛むと、消化も吸収もよくなります
噛むということは、第一に食物の消化を助け、消化管全体の運動を活発にして、栄養の吸収をよくします。
ゆっくりよく噛んで食べることは、消化吸収の要であり、とても大切なことです。
それだけではありません。よく噛むことは、人間の健康にとってたくさんの意義を持つことが最近のさまざまな研究から判ってきています。
その2 よく噛むと、あごの発育がよくなります
最近の子供や若い人たちのあごが細くなり、顔が細面になっていることが指摘されています。
これは、食物の種類や調理法が変わり、噛まなくていいものが増えたためです。
成長期に運動すれば、手足の骨や筋肉が発育するように、噛むという運動をすることで、
あごや顔の発育が促進されるのです。
その3 よく噛むと、脳に血液がたくさん流れます
歯の根のまわりには神経がたくさん取り巻いて脳につながっています。
噛むときにかかる力の情報は神経によって脳に伝達され、脳は歯と情報のキャッチボールをしながら、うまく噛めるようにあごを動かしているのです。
このようによく噛むことは、脳に生き生きと血液を循環させ、脳の健やかな発育をうながし、脳細胞の健康を守ります。
その4 よく噛むと、歯が長持ちします
噛むことによって歯ぐきや口の粘膜はマッサージ作用を受け、リンパ液や血液の流れが促進されて、これらの組織の健康を保ちます。唾液の分泌もよくなって口の中を清潔にします。
唾液の成分の中に、成長期は骨や歯を硬くすることに役立つだけでなく、毛髪、血管、皮膚などの発育をよくするものもあります。
今使っている歯がいつまでも長く使えること、からだ全体を健康に保つことに、噛むことは深くかかわっているのです。
その5 よく噛むと、表情が豊かになります
よく噛むことは、あごや顔の筋肉を発達させ、ヘルシーで豊かな生き生きした表情をつくり、対人関係でのコミュニケーションに有利です。
その6 よく噛むと、ストレス解消に役立ちます
よく噛むと味や歯ごたえを楽しむことができ、満足感が得られるので、気持が安らぎ、ストレス解消になります。